新築の家を建てる際に、和のテイストをどこまで取り入れようか、迷う方は多いでしょう。フローリングには多くのメリットがありますが、畳ならではの居心地の良さも捨てがたいものです。
そこで、フローリングと畳の「いいとこどり」ができる、畳リビングを検討してみてはいかがでしょうか。本記事では畳リビングの魅力や種類、検討する際の注意点、簡単に設置可能な置き畳について紹介します。
畳リビングの魅力
畳リビングとは、リビングに隣接する畳スペースのことを指します。リビングの一角に小上がり和室を作ったり、置き畳で簡易的な和室を作ったりするのが人気です。
昼寝用、家族の団らん用、赤ちゃんや子どもの遊び場、来客用の部屋、家事をする場所など、多目的に使えるのが畳リビングの魅力でしょう。
畳にはクッション性があるので、歩くときや座るときに身体を痛めにくいのもメリットです。足音などもある程度吸収されるため、小さなお子さんがいるご家庭に向いています。
畳リビングの種類
畳リビングには、おもに以下の3種類があります。
- ・フラットタイプ：リビングと畳の床が続いていて、段差がない。
- ・小上がりタイプ：畳スペースがほかの床よりも一段高い。収納可能なタイプもある。
- ・小下がりタイプ：畳スペースがほかの床よりも一段低い。
特に小上がりタイプは、和室の雰囲気を楽しみつつ、部屋の収納力をアップしたい方に人気があります。小上がり和室に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
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畳リビングを検討する際の注意点
畳リビングを検討中の方は、以下の注意点を押さえておきましょう。
畳リビングの注意点（1）ロボット掃除機との相性が悪い
掃除を自動で済ませられるロボット掃除機は非常に便利ですが、畳との相性は良くありません。ロボット掃除機は畳の目に沿うことなくランダムに動くため、摩擦で畳が傷んでしまいます。
特に、フラットタイプの畳リビングの場合、フローリングの床から畳スペースへ、稼働中のロボット掃除機が入り込むおそれがあります。
ロボット掃除機を使用する際は、摩擦に強い素材の畳を選びましょう。畳の素材としては、イ草や和紙、樹脂などがありますが、ロボット掃除機を使うなら塩化ビニルレザーがおすすめです。塩化ビニルレザーは傷みにくく、畳の目がないため、ロボット掃除機の使用にも耐えられます。
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畳リビングの注意点（2）畳スペースの段差に注意
小上がりタイプ、小下がりタイプの場合、段差につまずいてケガをするリスクがあります。小さなお子さんがいるご家庭、ご高齢の方がいるご家庭は注意が必要です。
現時点では問題がなくても、将来的に段差の昇り降りが辛くなる場合もあるでしょう。家族の高齢化に合わせて室内をバリアフリーにするために、段差のある畳スペースを撤去する家庭も少なくありません。
畳リビングの注意点（3）用途に合わせて広さの選択を
畳リビングに憧れていたものの、「意外と使いづらかった」「室内に圧迫感が出てしまった」と後悔する方もいます。したがって、実際に畳リビングを作る前に、スペースの活用方法について具体的にイメージしておきましょう。
畳スペースの広さで迷っているなら、3畳～4畳半程度がおすすめです。布団を敷いて寝室代わりに使う場合には、4畳半以上の広さが必要です。
施工不要！置き畳ならリビングへの設置も簡単
置き畳（ユニット畳／リビング畳／敷き畳）とは、必要な分だけ敷いて使える畳のことです。畳縁のない正方形のものが主流で、簡単に和の空間を作れます。
イ草に近い色合い、洋室によくなじむ淡い色合い、大人っぽいシックな色合いなど、デザインが豊富なところも、置き畳の魅力です。
置き畳は持ち運びが簡単で、レイアウトの変更も自由自在です。フローリングの一部に敷いて、小さなくつろぎ空間を作ったり、全面に敷き詰めて和室らしさを強調したりするのがおすすめです。
まとめ
「リビングは洋室にしたいけれど、畳のくつろぎ空間の良さも捨てがたい」という方は、畳リビングを検討してみてはいかがでしょうか。畳リビングには、フラットタイプ、小上がりタイプ、小下がりタイプの3種類があり、各家庭のニーズに合わせて選択可能です。
日々の生活に手軽に畳を取り入れたいなら、施工不要で試せる置き畳がおすすめです。畳の専門店「とりまつ畳」では、洋室との相性抜群な、おしゃれな置き畳を多数取りそろえております。
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