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畳とフローリングの7つの違いとは?迷ったときの選択肢も紹介

  • 畳 | 2024/02/28

    新しく家を建てるときや自宅のリフォームを行なうとき、畳の部屋を採用すべきか迷われる方もいるでしょう。賃貸物件を選ぶ際も、フローリングのみの部屋にするか、畳のある部屋を選ぶかは、悩ましい問題といえます。

    畳にもフローリングにもそれぞれの良さがあるので、その機能を理解したうえで選択したいところです。今回は、住み心地の良い家を作り出したい方のために、畳とフローリングの違いや特徴を解説します。

    畳とフローリングのおもな違い7選

    畳とフローリングには、おもに以下のような点に違いがあります。

    1. 1.クッション性
    2. 2.冷えやすさ
    3. 3.掃除のしやすさ
    4. 4.メンテナンスの手間
    5. 5.リラックス効果
    6. 6.調湿効果
    7. 7.防音効果


    それぞれの特徴を理解したうえで、自身に合う方を選ぶことが重要です。

    クッション性

    フローリングは畳よりも硬い踏み心地であり、足が疲れやすく体への負担が大きいのがデメリットです。フローリング材の種類によっても硬さが多少変わるので、やわらかい木材のものを選ぶと比較的疲れにくいでしょう。

    ただし踏み心地がやわらかい分、表面に傷が入りやすいため注意が必要です。

    クッション性の高い畳なら踏み心地も優しく、長時間座っていても疲れにくいでしょう。赤ちゃんや小さなお子さんが畳の上で倒れたとしても、フローリングよりケガをしにくいのも良い点です。

    冷えやすさ

    足の冷えを防ぎたい方、室内の暖房効率を良くしたい方は、フローリングよりも畳のほうがおすすめです。

    特に冬場のフローリングは冷えやすく、冷気が室内に広がってしまいます。特に赤ちゃんがいるご家庭では、フローリングによる手足の冷えが気になるものです。

    一方、イ草でできた畳には断熱効果があります。畳表のイ草、畳床の乾燥わらに含まれる空気が、冬場の冷気を遮り、温かさを保ってくれるのです。

    掃除のしやすさ

    畳の隙間に埃や食べこぼしが入り込んだり、液体が染み込んだりすると、あとから取り除くのは大変です。掃除機や雑巾、ワイパーなどで対処できるフローリングのほうが、掃除はしやすいでしょう。

    ただし、フローリングの長時間の水濡れには注意が必要です。水に濡れたまま放置すると、フローリング材が水分を吸い込み、膨張や変色を引き起こしてしまいます。フローリングの水拭きをする際は、最後に乾いた雑巾で水分を拭き取りましょう。

    メンテナンスの手間

    畳を長期間使い続けると、日焼けで変色したり、踏み心地が悪くなってきたりします。劣化の程度に合わせて、裏返し・表替え・新調などの張り替え作業が必要になるでしょう。

    3種類の張り替え作業の違いは、以下のとおりです。

    1. 1.裏返し:畳表をひっくり返して、新しい面を使用する方法
    2. 2.表替え:畳床はそのまま使用し、畳表と畳縁は新品に交換する方法
    3. 3.新調:畳全体を新しいものに交換する方法


    • ・無垢フローリング: 天然の木材をそのまま切り出したもの。
    • ・複合フローリング:薄い板を複数重ねた合板。


    無垢フローリングは、自然の木材ならではの温かみ、高級感がありますが、ワックスがけなどメンテナンスが必要です。一方で複合フローリングは摩耗に強く、基本的にはメンテナンス不要で使い続けられます。

    関連記事:
    畳の寿命は何年?部位ごとの目安と判断方法、寿命を延ばすコツを紹介

    リラックス効果

    畳に使われるイ草には、フィトンチッド(植物による殺菌効果)があり、森林浴のようなリラックス効果をもたらすといわれています。「畳の部屋にいると気分が落ち着く」「ストレスが解消される」といった声がよく聞かれるのは、このフィトンチッドが関係しています。

    「イ草の心地良い香りを楽しみたい」「自然の中にいるような清々しさを感じたい」という方には、フローリングよりも畳のほうが向いているでしょう。

    調湿効果

    イ草でできた畳、無垢フローリングには、自然素材ならではの調湿機能があります。湿度の高い夏には空気中の水分を吸収し、乾燥する冬には水分を放出する働きがあるため、過ごしやすい湿度を維持できるのです。

    ただし、集合住宅などでよく使われる複合フローリングは、化学物質を多く含んでおり、畳や無垢フローリングのような調湿性を得られません。

    防音効果

    防音性を重視するなら、フローリングよりも畳のほうがおすすめです。

    イ草でできた畳は空気を多く含んでおり、その空気が音を吸収します。完全に音漏れを防ぐのは難しいですが、防音対策の一つとして活用できるでしょう。畳の上を歩いても足音が響きにくいので、小さな子どもがいるご家庭にも向いています。

    畳だけでは防音効果が足りないときは、畳の下に防音マットを敷いたり、畳の上にカーペットを敷いたりすることで防音性をさらに高められます。

    迷ったときは、フローリングの上に置き畳を敷くのがおすすめ

    すでに設置されているフローリングの床をはがして畳を設置するとなると、大がかりな工事となってしまいます。畳とフローリングで迷っていて決められないようなら、簡単に設置できる置き畳を試してみてはいかがでしょうか。

    置き畳は一般的な畳よりも薄く、持ち運びも簡単です。部屋全体に敷いたり、部屋の一角に敷いて和室スペースを作ったり、自由なアレンジを楽しめます。使わないときには簡単に片付けられるので、必要なときにだけ設置するのもよいでしょう。

    関連記事:
    畳の厚さはどれくらい?厚畳・薄畳の特徴やそれぞれのメリットを紹介

    まとめ

    畳とフローリングで迷ったとき、まずは自分がどのような空間で過ごしたいのかをイメージしてみましょう。

    イ草の独特な香りや優しい踏み心地、断熱性や防音性などの機能性を求めるなら、畳を設置するのがおすすめです。

    掃除やメンテナンスの手間を最小限にしたいなら、フローリングを選ぶのもよいでしょう。フローリングの部屋はそのままで、上に置き畳を設置するのも良い方法です。

    畳の部屋に少しでも興味があるなら、一度畳のラインナップをご覧になってはいかがでしょうか。一般的な畳から置き畳まで、和室のプロフェッショナルであるとりまつ畳にぜひご相談ください。

    TEL:0120-211-021



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