新築で家を建てるとき多くの方が悩むのが、畳のある和室を用意すべきか、という問題です。
最近はフローリングの部屋をメインとする住宅が多いですが、和室の魅力も捨てがたいでしょう。実際に、和室の居心地の良さを気に入っていて、「1室は和室にしたい」と考える方も数多くいます。
そこで今回は、新築の家に畳の部屋を作るメリット、過ごしやすい和の空間を作るアイデアを紹介します。
新築の家に畳の部屋を作る5つのメリット
和室には洋室とは別の魅力がありますが、具体的に何が違うのか、詳しく知らない方もいるでしょう。ここでは新築の家に和室を作るべきか迷っている方に向けて、畳の部屋のメリットを5つ紹介します。
多彩な用途に使える
畳の部屋は汎用性が高く、用途に合わせて自由に使うことができます。洋室の場合は、テーブルやソファ、デスク、ベッドなど、設置する家具によって部屋の使い方がある程度固定化されるケースが多いです。
畳の部屋なら、居間や食事スペースとしてはもちろん、寝転がってくつろぐスペースとしても、洗濯物を畳む家事用のスペースとしても自在に使えます。来客時には客間として、布団を敷いて寝室として使うことも可能です。
イ草の香りでリラックスできる
畳に使われているイ草には、フィトンチッドという芳香成分が含まれており、それが森林浴のような効果をもたらします。森林浴をしているときの清々しい感覚と、畳の部屋で過ごすときの心身の落ち着きに、似たような印象があるのはこのためです。
「畳に寝転がると安心する」「畳の香りで落ち着きたい」という気持ちから、新築の家に和室を取り入れる方も多いでしょう。心身を落ち着かせる効果が期待できるため、和室を勉強用のスペースとして活用するのもおすすめです。
クッション性があるので転倒しても安心
畳には適度なクッション性があるため、子どもを遊ばせるスペースとしても使えます。転倒してもケガをしにくいだけでなく、フローリングよりも足への負担が少ないのもうれしいポイントです。
また、畳には足音を吸収する働きがあります。走り回っても足音が響きにくいため、小さなお子さんがいる家庭では重宝するでしょう。
調湿効果で快適に過ごせる
畳に使われているイ草には、湿気が多いときには水分を吸収し、室内が乾燥しているときには水分を放出する働きがあります。
そのため、新築の家に畳の部屋があれば、高温多湿で過ごしにくい時期でも調湿効果によって快適に過ごすことができるでしょう。
空気をきれいにする効果がある
イ草には、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収する働きがあります。
ホルムアルデヒドとは、新築住宅の建材の接着剤、新品の家具などに含まれる物質です。新築の家にはホルムアルデヒドが漂っている場合があるため、畳の部屋を作ることで空気清浄効果を期待できるでしょう。
新築の家に畳の部屋を作るなら?居心地の良いスペースの作り方
ここからは、新築の家に和の空間を作る方法、真似しやすいアイデアを紹介します。
独立した和室を作る
幅広い目的に使える部屋が欲しいなら、独立した和室を作りましょう。四畳半以上の空間があれば、独立した和室を1部屋分作ることが可能です。
障子や襖を用意して本格的な和室を作るのも素敵ですが、縁なし畳を使ってモダンな洋風和室を作るのもよいでしょう。
縁なし畳はカラーバリエーションも豊富です。個性的な色合いの畳を使ったり、2色の畳を交互に並べてチェック柄にしたりと、さまざまな組み合わせを楽しめます。
小上がりの和室を作る
独立した和室としてスペースを確保できないときは、小上がりの和室を作るのもおすすめです。3畳程度の小さなスペースでも、小上がりの和室なら作れます。
居間に隣接する形で小上がりの和室を作れば、ソファのように腰かけることも可能です。小上がりの下に、大容量の収納スペースを作るアイデアも人気があります。
フローリングの部屋に置き畳を敷く
フローリングの部屋の一部に置き畳を敷けば、和室スペースを簡単に作れます。軽くて設置しやすく、使わないときは押し入れなどに収納可能です。
ブラックやブラウンの落ち着いた色合いのもの、オリジナリティを出せる明るい発色のものなど、部屋のデザインに合わせて自由に選択できます。
自然の風合いを楽しめる「イ草」、耐久性の高い「和紙」、水濡れに強く安価な「ポリプロピレン」などさまざまな素材があるので、好みや用途に合わせて選びましょう。
まとめ
新築の家に畳の部屋を作ることで、調湿効果やリラックス効果などうれしい効果が期待できます。伝統的な和の空間を作るのも、モダンな洋風和室を作るのもアイデア次第です。
敷地面積が狭い場合でも、工夫次第で和の空間を確保できます。「新築に和室を作りたい」「洋風の部屋に合う畳を探している」という方は、とりまつ畳にぜひご相談ください。
TEL:0120-211-021