障子紙を張り替える際に、サイズの測り方や障子紙の選び方で困ってしまう方も多いのではないでしょうか。ぴったり合うものを見つけられず、障子紙を購入し直すとなると、余分な費用がかかってしまいます。
そこで今回は、障子のサイズの測定方法、障子紙や障子枠のサイズの種類、張り替えに関する悩みと対処法について解説します。障子の張り替えをスムーズに進めたい方は、ぜひ参考にしてください。
障子のサイズの測定方法
障子紙を購入する際には、事前のサイズ確認が不可欠です。サイズを測る際には、障子枠の内側を測るようにしましょう。障子枠自体に厚みがありますが、枠の分は寸法には含めません。
障子紙として必要なのは、障子枠の内寸にのりしろの分を足したサイズです。障子枠の上下・左右の内寸を測ったら、各数値にのりしろの分として2cm分を足します。
障子紙を専門店に依頼する際は、のりしろの部分を含めて注文するようにしてください。
障子紙のサイズ│一枚貼り、美濃判、半紙判
障子紙のサイズの種類として、一枚貼り、美濃判、半紙判の3種類があります。ただし、地域によって多少サイズが異なる点に注意が必要です。
・一枚貼り
幅94cmが基本サイズですが、幅69cm、135cmなど、サイズはさまざまです。障子の1枚分~8枚分程度が巻物のような形でまとめられていて、障子の大きさに合わせてカットして使用します。
・美濃判
幅が約28cmの障子紙です。障子の横方向に1段ずつ貼り付けます。地域によって多少のサイズ差があります。
・半紙判
幅が約25cmの障子紙です。美濃判と同様に、障子の横方向に貼り付けを行ないます。こちらも地域によってサイズに差があるため、購入時に確認が必要です。
障子枠のサイズ
障子枠の基本サイズは、「幅900mm×高さ601~1850mm以内」です。天袋に合うサイズ、幅広・丈長サイズなどさまざまな種類があるため、注文時に間違えないようにしましょう。
・基本サイズ:幅900mm×高さ601~1850mm以内
・中サイズ:幅900mm×高さ401~600mm以内
・天袋サイズ:幅900mm×高さ400mm以内
・丈長サイズ:幅900mm×高さ1851~2100mm以内
・幅広サイズ:幅901~1500mm×高さ2100mm以内
・幅広丈長サイズ:幅901~1500mm×高さ1851~2100mm
障子の張り替えに関する悩みと対処法
ここからは障子紙のサイズ、張り替えに関する悩みについて、対処法を紹介します。
障子紙を一部分だけ交換したい
補修に必要な障子紙のサイズは、破れ方や劣化の程度によって異なります。例えば、障子紙に小さな穴が開いた程度であれば、補修シールでの修復が可能です。障子紙の補修シールは、ホームセンターや100円ショップなどで購入できます。
障子紙が大きく破れたときは、美濃判や半紙判を使いましょう。破れた部分が1マスで収まっている場合は、その1マス分だけを張り替えることも可能です。
障子紙が複数ヵ所、広範囲で破れている、全体的に障子紙が劣化しているときは、1枚丸ごと交換することをおすすめします。
サイズが合う障子紙がない
障子の寸法を測ったものの、サイズがぴったり合う障子紙がすぐに見つからないこともあるでしょう。この場合は大きめの障子紙を用意して、ちょうど良い大きさにカットして使えば問題ありません。余った部分は補修用として保管しておくとよいでしょう。
大きめサイズの障子紙が見つからない場合は、小さめの障子紙を複数枚貼り合わせることも可能です。ただし、継ぎ足しの部分で引っかからないように注意が必要です。
障子のサイズを測るのが面倒
障子のサイズを測るといっても、正確な数値を出すのは意外と大変かもしれません。2人以上で協力できれば良いですが、1人でメジャーを当てるのはひと苦労です。
また、店舗でちょうど良いサイズの障子紙を探したり、自宅に持ち帰ったりするのは、それなりの時間と労力がかかります。時間があまりないとき、失敗したくないときは、障子の専門店に依頼するとよいでしょう。
和室の専門店のとりまつ畳なら、お客様のご都合に合わせて、専門スタッフが出張見積りに伺います。出張見積りは無料で行なっておりますので、「見積りを確認してから決めたい」という方も安心です。
まとめ
障子紙を用意する際には、障子枠の内寸を測ること、のりしろの分を足すことを忘れないようにしましょう。障子にはさまざまな種類があるので、張り替え用の障子紙を注文する場合には注意が必要です。
障子のサイズ確認がうまくできないとき、ぴったり合う障子紙が見つからないときは、障子の専門店に相談してみましょう。
とりまつ畳では、耐久性に優れた障子紙、変色に強い障子紙など、多彩なラインナップをご用意しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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