網戸を動かそうとしたとき、滑りが悪くて困った経験はありませんか。網戸がスムーズに動かない原因はいくつかありますが、もしかすると「戸車」に原因があるかもしれません。
滑りの悪さやガタつきを放置するよりは、すぐに対処して快適な状態にしたほうが、気持ちも楽になるでしょう。今回は、網戸の戸車の動きを滑らかにする方法、高さ調整の方法、新品の戸車に交換する方法をまとめて紹介します。
網戸が動かしづらい場合、戸車に問題がある可能性がある
網戸の開け閉めがしづらくなる原因の一つとして、以下の理由があります。
・レールに埃やゴミが溜まっている
・はずれ止めがズレている
・戸車が破損している
・戸車の高さが適切でない
戸車というのは、網戸や引き戸の下部分にある滑車のことです。この戸車をレール上で滑らせることで、網戸を動かせるようになります。
網戸を何度も開け閉めするうちに、戸車はレールとの摩擦によって劣化していくでしょう。使い続けるうちに、動きが悪くなってガタついたり、騒音が発生したりするようになります。
網戸の戸車の動きを滑らかにする方法
網戸の戸車が動きづらいときは、まずレール部分の掃除から始めましょう。下側だけでなく、上側のレールまできれいに掃除をするのがポイントです。
ホウキやサッシブラシで埃やゴミを取り除いたら、濡れた雑巾で汚れを丁寧に拭き取ってください。仕上げに乾拭きをして、余分な水分を取り除いておきましょう。
今後も快適な状態を保ちたいなら、シリコンスプレーを活用するのがおすすめです。シリコンスプレーを上下の戸車に吹きかけると、よりスムーズに動くようになります。
網戸の戸車の高さを調整する方法
網戸が全体的に傾いているとき、ぴったりと閉まらないときには、戸車の高さが合っているのかを確認しましょう。左右の戸車の高さがそろっていないときは、網戸が下がっているほうの戸車を調整します。
ドライバーで戸車の調整ネジを回すと、高さの微調整が可能です。時計回りで網戸の位置が高くなり、反時計回りで低くなります。
戸車や調整ネジの種類によって、高さ調整の方法が変わりますので、わからない場合は専門店に相談してみるとよいでしょう。
調整ネジを操作したら、何度か開け閉めをしてみて、ぴったり合うまで微調整を繰り返してください。
網戸の戸車を新品に交換する方法
上記の方法を試しても戸車の滑りが改善しないとき、戸車が壊れてしまったときは、新しい戸車に交換しましょう。
網戸の戸車を交換するタイミング
網戸の戸車はそもそも消耗品であるため、経年劣化で破損することもよくあります。戸車が壊れたら、新品の戸車に交換するタイミングです。
しかし、戸車を交換するとなると、わざわざ網戸を外して面倒な作業を行なわなくてはなりません。また、戸車の破損だけでなく、網戸本体が歪んでいたり、部分的に破けていたりするなら、思い切って網戸ごと交換するほうが手っ取り早いでしょう。
新しい網戸の戸車の選び方
同じメーカーの純正の戸車を見つけるのが理想ですが、探すだけでも大変です。網戸が古い場合は、そもそも入手困難なケースもあります。
DIYで戸車交換をするなら、はめ込むだけで簡単に取り付け可能な、汎用戸車を使ってみるとよいでしょう。
汎用戸車とは、メーカーに関係なく使える便利な戸車です。ホームセンターやインターネット通販などで簡単に入手できるので、純正の戸車のように探し回る手間がありません。
なお、汎用戸車にはサイズ違いがあるので、戸車をはめ込む場所のサイズ(高さ・内幅)を事前に測って、ぴったり合うものを見つけましょう。
網戸の戸車の交換手順
汎用戸車の交換手順は、古い戸車を取り外して、新しい戸車をはめ込むだけです。古い戸車は、大抵の場合ドライバーとペンチで取り外しできます。
古い戸車がどうしても取れない場合は、無理をする必要はありません。古い戸車の横に新しい戸車を設置して、新しい戸車を古いものよりも低めに調整しましょう。
純正の戸車に交換する場合は、メーカーごとに交換手順が異なります。「戸車をわざわざ購入するのが面倒」「交換方法がわからない」という方は、悩むよりも専門店に相談するほうが確実です。
まとめ
網戸がスムーズに動かなくなったら、まずは原因を特定しましょう。レールを掃除する程度で改善することもありますが、戸車の交換が必要になるケースもあります。
汎用戸車を使えばDIYでも新品交換ができますが、作業に慣れていない方は時間がかかるかもしれません。網戸のネットが古くなっている場合、全体的に歪みが生じている場合は、網戸を丸ごと交換するほうが簡単です。
網戸の劣化でお悩みの際には、専門店に依頼することをおすすめします。「戸車が壊れた」「網戸がぴったり閉まらない」「ネットが破れた」などのお困りごとがあれば、とりまつ畳にお気軽にご相談ください。
TEL:0120-211-021