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雪見障子で和室を情緒あふれる空間に!取り扱い方や外し方も解説

  • 障子 | 2021/10/20


    家の中でゆったりとした時間を過ごしながら、外の景色を楽しめる雪見障子。四季の移り変わりを味わえる建具として、古くから日本人に親しまれてきました。

    しかし、雪見障子のある部屋に住む場合には、気を付けるべき点もあります。

    本記事では、雪見障子を取り扱う際のポイントを紹介します。メンテナンスや使用上の注意点、張り替え方法や外し方なども説明しますので、ぜひご一読ください。

    雪見障子とは?

    一般的な障子は、骨組みに障子紙が貼り付けられていますが、雪見障子の場合は上部に障子紙、下部にガラスが使用されています。ガラスを通して外の雪景色を眺められることから、雪見障子と呼ばれるようになりました。

    雪見障子は採光性が高く、障子紙で日差しを和らげつつも、下部のガラスから適度に光を取り入れることが可能です。和の情緒あふれる風景を楽しめるものとして、現在でも庭園のある旅館などで広く使用されています。

    雪見障子と猫間障子の違い

    雪見障子によく似た障子として覚えておきたいのが、猫間障子(ねこましょうじ)です。猫間障子とは猫用の通り道がある障子のことで、かつては雪見障子と異なる障子として区別されていました。猫のいる家では、猫が障子を破って外に出てしまうことがあったため、障子の下部に可動式の小障子が付けられたわけです。

    猫間障子には、もともと下部にガラスは設置されていませんでした。しかし、のちにガラスがはめ込まれ、雪見障子とよく似た姿になりました。

    近年では、雪見障子と猫間障子は特に区別されないケースも多いです。ただし、地域によって呼び方が異なる場合もあるため、注文時には「可動式の小障子の有無」や「ガラスの有無」をしっかりと確認しておきましょう。

    雪見障子を導入する際のポイント


    雪見障子は趣のある魅力的な建具ですが、一般的な障子とは異なる注意点もあります。できるだけ長く使い続けるために、正しいメンテナンス法や取り扱い方を知っておきましょう。

    定期的なメンテナンスが必要

    障子紙は使い続けるうちに、日焼けや汚れが目立つようになってきます。定期的に新品の障子紙に張り替えることで、清潔感のある雰囲気を保てるでしょう。

    障子紙は水分を吸収しやすいため、カビが生えやすいという点にも注意が必要です。特に冬の寒い時期には、室内と外気の温度差によって、ガラス部分に結露が発生しやすくなります。

    カビの発生を防ぐためには、こまめに換気をすること、カビの栄養分となる埃や汚れを取り除くことが大切です。

    雨が降っていて窓を開けられないときには、除湿器やエアコンの除湿機能を使ってみるのもよいでしょう。

    障子紙やガラスの扱いが心配な場合は、代替素材のものを選ぶ

    障子には薄手の和紙が使用されていることが多く、物が当たっただけで破れてしまうこともあります。さらに、雪見障子の場合はガラスも使われているため、子どもやペットが割ってしまわないか、心配になる方もいるかもしれません。

    障子紙やガラスの扱いが気になる方は、扱いやすい代替素材のものを選ぶのがおすすめです。

    破れにくいプラスチック障子紙にすれば、小さい子どものいたずら対策にもなりますし、水拭きができるためお手入れも簡単になります。ガラスの破損が心配な場合は、代わりにアクリル板をはめ込むのがよいでしょう。

    雪見障子の張り替え方法と外し方

    雪見障子は、一般的な障子と同様の方法で張り替えが可能です。ホームセンターで販売されている障子紙を使用すれば、DIYで張り替えることもできます。

    ただし、障子紙によって、耐久性、遮光性、通気性、張り替えの難易度などが異なる点に注意が必要です。自分の予算や目的に合わせて、障子紙を選びましょう。

    障子紙の張り替えには、新聞紙、ヘラ、定規、カッターナイフなどが必要です。ただし、障子紙の種類によって必要になる道具も変わってくるため、まずは使用したい障子紙を決めてから、必要なものをそろえるとよいでしょう。

    なお、雪見障子(猫間障子)に付いている小障子の外し方は、以下のとおりです。

    1.小障子がはまっている溝の位置を、左右それぞれ確認する
    2.溝の深い方に小障子を押し付けながら、反対側を手前に引き出す

    雪見障子の張り替えはDIYでも可能ですが、「キレイな仕上がりにしたい」「小障子がうまく外れないため、張り替えからプロに任せてしまいたい」という方も多いでしょう。そのような場合は、和室の専門店に相談するのがスムーズです。

    まとめ

    雪見障子を自宅で使いたいと思っても、「障子紙が破れたり、ガラスが割れたりしそうで怖い……」と感じる方もなかにはいるかもしれません。

    とりまつ畳では障子紙の強度が不安な方に向けて、普通紙よりも強度を高めた障子紙をご用意しています。低コストでこまめに張り替えられる「普通紙」、普通紙の4倍の強度を持つ「強化紙」、アクリルや和紙を使用した「超強化紙」など、予算に応じて素材を選ぶことが可能です。

    雪見障子に関するお悩みやお困りごとがある方は、和室のプロフェッショナルであるとりまつ畳にぜひご相談ください。



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